弾性継手

ニイガタ・ガイスリンガー継手

ニイガタ・ガイスリンガー継手は、当社がオーストリアの弾性継手専門メーカーであるガイスリンガー社との技術提携に基づいて製作している高性能吸振弾性継手です。
本継手は入力側と出力側の間に特殊設計された板バネを使用して高い弾性を得ると同時に、内部に潤滑油を充満させることにより大きな減衰作用をもたせた、きわめて優れた性能をもつ弾性継手です。
1968年3月生産開始以来、多くの納入実績を有しランニングコスト低減のメリットが大きく、お客様より多くの支持を受け続けています。

特 徴

  • 優れた弾性
    本弾性継手の生命ともいえる、捩り方向のバネ常数が小さく、また内部のスプリングブロック数を変えることにより、容易にバネ常数を変化させることができます。
  • 優れた減衰性能
    継手内部に充満している潤滑油の吸振作用により、ゴム継手等の他形式継手に比べ、はるかに大きな振動減衰性能を有しています。
  • 小形・コンパクトな設計
    トルク伝達機構には金属製板バネを使用し、非常にコンパクトに配列されているため、ゴム継手・流体継手等に比べて小形になっています。
    (このため大容量継手でもあまり大きくならないので、比較的容易に大容量継手の取付が可能です。)
  • 優れた耐久性
    主要部が金属製であるため、ゴムのような老化現象がありません。 また熱、油沫等による影響もなく、優れた耐久性を示しています。
  • 確実な出力伝達
    流体継手にみられるスリップが無いことから、継手部での出力損失が僅少です。
    また、入出力側の回転速度が同一なので、被動側で必要な回転速度を駆動側の回転制御で簡単に得られます。

構 造

構造

本継手は内周部と外周部とに大別されます。通常内周部が被駆動軸に外周部が駆動軸に取付られますが、被駆動軸・駆動軸を逆に取付けることも可能です。
内周部 内周部はインナースターと称する軸からなり、スプリングブロック先端がはまり込む溝がスプライン状に設けられています。
外周部 外周部は締付リング、テーパリング、中間ピース等から構成され、締付リングがちょうどおけのタガのような役目をして、スプリングブロックの根元と中間ピースの根元をしっかりと締付け、スプリングブロックを外周部に固定しています。
スプリングブロック スプリングブロックは本継手の生命であり、常に細心の注意をはらって高い精度と信頼性とを有するように製作されています。
スプリングブロックは、根元が外周部に固定され、先端が内周部にはめ込まれて自由支持されることにより内外周間のトルクを伝達します。
なお、スプリングブロツクには、一定回転方向用の非対称のもの(小容量継手向)、両回転方向用の対称形のもの(大容量継手向)の2種類があります。
潤滑油 継手内にみたす潤滑油はSAE#30相当のものを使用し、インナースター中心部の油溜りを通して被駆動側または駆動側機械から油圧0.29~0.49MPa(3~5kgf/cm2)の潤滑油を供給します。この潤滑油は継手内部を循環して供給側に戻るようになっています。